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認知症ケア向上のための実践研修 ~淡海荘~

2025.03.11

認知症ケア向上のための研修を2月10日、12日、18日の3日間、全職員に向けて開催しました。計54名の職員が参加し、認知症ケア向上委員会で作成した『認知症ケアマニュアル』を基に、講義やグループワークを通して学びを深めました。グループワークの事例検討では、マニュアルに沿った統一したケアを基本に、個々のBPSDを的確に把握し、根拠に基づくケアの実践を他職種で共有できる機会となりました。

今後もご利用者様が安心してその人らしく生活できるよう、チームでケアの質向上を目指していきます。

特別養護老人ホーム淡海荘
介護福祉士 南井亮祐

『にこにこカフェ』にて市民向けの認知症講座を実施しました ~栗東地域包括~

2025.03.10

令和7年2月23日
“認知症の『今』を知ろう”と題し、デイサービスセンターこんぜの郷で開催されている認知症カフェ※1『にこにこカフェ』にて出前講座を行いました。
今回は、『にこにこカフェ』共催で、認知症キャラバンメイトの方々や市の担当と一緒に、カフェに参加された12名の方に講座を開催しました。最初にみんなでコグニサイズを行い、頭と身体がほぐれたところで講座の始まり始まり。認知症を身近なこととして捉えてもらうために地域であった事例を紹介し、認知症の方の気持ちを考えたり、対応の仕方などを知っていただく機会にしました。また、最新ニュースとして『認知症基本法』※2についてもお話をしました。参加者の方々は、メモを取ったり大きくうなずいたりしながら熱心に聞いて下さいました。キャラバンメイトからは自身の体験談を話した後、〇×クイズを行いました。〇×クイズでは参加者が近くの席の方と相談しながら両手で大きく〇や×を作り、みんなで楽しみました。その後の交流会では、参加者自身の介護体験や講座の感想などを自由に語られ、あっという間の楽しい2時間でした。

認知症は加齢に伴い増えていく病気であり、誰もがなりうる可能性があります。
2025年を迎えた今年、65歳以上の高齢者の3.5人に1人が軽度認知障害を含む認知症の方であると言われいます。
たとえ認知症になっても、これまで通りのお付き合いができるやさしいまちになるよう、私たちはこれからも地域に出向き、認知症について考えるきっかけづくりをしていきたいと思っています。

出前講座のご依頼があれば、どんどん栗東地域包括支援センターまでご連絡ください。

  • ※1『認知症カフェ』は、認知症のある方々と一緒に暮らす地域づくりの一つです。栗東市では『誰もが集い、気軽に交流できるサロン』として市内3か所にあります。
  • ※2『認知症基本法』は令和6年1月に施行され、「認知症の人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会」を目指すとされています。

 

<にこにこカフェ>
日時:毎月第4日曜日 10:00~12:00
場所:デイサービスセンターこんぜの郷(栗東市御園2025番地2)
お問い合わせ:077-558-0056
参加費:100円

栗東地域包括支援センター

栗東葉山包括合同勉強会 ~葉山地域包括~

2025.03.06

~令和6年度第二回事例検討会~
圏域内居宅介護支援事業所にも呼びかけ、3月6日になごやかセンターにて合同勉強会を実施しました。今回は、疾患と加齢による視力低下が顕著でありながら車の運転をし、物損事故をおこしているケースの事例検討をしました。当事者の困りごとと周囲(支援者)の困りごとを整理することのほか、当事者の強みにフォーカスした関わりから動機づけにつなげるエンパワメントアプローチ手法等、有効な意見が出ました。
今後もスキルアップや支援者ネットワークの構築につながるよう、次年度も定期的に開催予定です。

葉山地域包括支援センター